メーキング・オブ・トランスフォーマー(裏ネタ公開)
シボレー/GMデザインと映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』、GMの施設で、数多くのシーンを撮影
アメリカを象徴するスポーツカー「シボレー カマロ」をスターにした映画「トランスフォーマー」
GMグローバル・デザインのバイス・プレジデントであるエド・ウェルバーンは、「最新作『トランスフォーマー/ロストエイジ』を含めた 4シリーズ全作に、主人公サムの友人として登場する「バンブルビー」に、トランスフォーム(変身)するトランスフォーマーとして、シボレー カマロが登場する機会を得られたことは、GMのデザイン力の高さをアピールする絶好の機会となっています。世界中で上映されている映画で、このように車を登場させる方法だからこそ、通常では訴求できないより多くのお客様に、シボレーの最先端デザインを訴求することができるのです」と述べています。
今回の最新作で、シボレー カマロが映画「トランスフォーマー」に登場するのは4回目となります。初期の3作品によって、過去4年間で、シボレー カマロは、このセグメントをリードしています。
最新作「トランスフォーマー/ロストエイジ」
最新作「トランスフォーマー/ロストエイジ」で、マイケル・ベイ監督は、バンブルビーをより筋肉質に見えるように再設計するようノース・ハリウッド・デザインセンターのGMのデザインチームに依頼しています。 GMの最先端デザインセンターは、パラマウント・ピクチャーズの近くに位置し、シボレーのロゴや最新のデザインにも取り組んでいます。
ノース・ハリウッド・デザインセンターは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにあり、2000年1月から、カリフォルニアの文化やイノベーション・スピリットを最先端デザインに活かし、未来のクルマを デザインしています
デザインチームは、将来のデザインのヒントになりうるため、また、この映画のために、バンブルビーの新しい顔とサイドのデザインをしました。
しかし、映画「トランスフォーマー」では、黄色いバンブルビーにトランスフォームする「シボレー カマロ」は1台だけでは戦えないため、クロスヘアーズとして登場する緑色のシボレー コルベットやラリカーの「シボレー ソニック」が仲間に加わっており、これらも、ノース・ハリウッド・デザインセンターでデザインされています。
また、この映画には、GMの多くの施設が撮影のため使用されています。GMのグローバル・デザイン担当バイス・プレジデントであるエド・ウェルバーンのオフィスやミシガン州ランシングのデルタ・タウンシップ組立工場を含め、ミシガン州ウォーレンのデザインドーム、GMデザインセンター、ミシガン州ミルフォード・プルービング・グランド・テストコース(http://media.gm.com/media/jp/ja/gm/news.detail.html/content/Pages/news/jp/ja/2014/Aug/0801_GMJ.html )で撮影されました。例えば、ウォーレン・テクニカル・センターで、200名のキャストと50台のセミ・トレーラーを持ちこみ撮影しました。
「GMデザイン」について
1927年6月(日本年号:昭和2年)に、GMのアートとカラー・コンビネーションを研究する「GMデザイン」という組織が創設・誕生し、今年で、87年を迎えています。
現在、GMの10のグローバル・デザイン・センターの男女1,900名のスタッフは、お客様がクルマに感動し、また、クルマを感動させるアートとして見ることができるように、将来的なビジョンに取り組んでいます。
GMは、世界初のデザイン部署をもつ自動車メーカーです。1927年6月23日、ゼネラルモーターズのエグゼクティブ・コミッティは、ゼネラルモーターズの製品において、「アートとカラー・コンビネーションの研究」する新しい部門の創設が許可され、ハリウッドからカスタム・コーチ・ビルダー(車体メーカー)と1927年のラ・サルのクリエイターであるハーレー・アールを雇いました。
アールの自動車業界への参入によって、ライバルであるヘンリー・フォードのモットー「お客様は、クルマを選べます。黒色を選ぶ限り」に対し、衝撃を与えました。アールの多くの成果の中には、コンセプト・カーの開発からはじまり、毎年のモデル・チェンジ、1950年代のテールフィン、アメリカで移動型「モトラマ」オートショー、アメリカのアイコンであるシボレー コルベットの開発があります。さらに、アールは、自動車業界で初めて女性デザイナーを採用しました。
また、アールは、ミシガン州ウォーレンに現存するGMテクニカルセンターのキャンパスをデザインするため、20世紀を代表する巨匠であるエーロー・サーリネンを選びました。この建物は、20世紀を代表するアメリカの歴史的建造物になっています。他社が20世紀半ばの建物をリフォームしたり、移転したりする中、GMデザインは、古いものと新しいものとのバランスをとりながら、この歴史的建造物を残し続けてきました。このアイコン的なドームの近くにあるオフィスビルは今現在も使われ続けており、当時、サーリネンは、先を見据えたデザインをしたことになり、これは、GMデザインに対するコミットメントでもあります。
アールに続く歴代のGMのデザイン担当バイス・プレジデントは、ウイリアム・ミッチェル(1958-1977)、アーヴィング・リビッキー(1977-1986)、チャールズ・ジョーダン(1986-1992)、ウェイン・チェリー(1992-2003)、そして、現職のエド・ウェルバーン(2003年-現在)です。
2005年、ウェルバーンは、GMのグローバル・デザイン・センターのネットワークをリードするバイス・プレジデントとして、新たなポジションに就きました。また、ウェルバーンは、GMのエグゼクティブ・オペレーションズ・コミッティのメンバーでもあります。
現在、GMのデザインセンターは、アメリカ、ドイツ、韓国、中国、オーストラリア、ブラジル、インドにあります。
シボレーについて
1911年に米国・デトロイトで生まれたボウタイ(蝶ネクタイ)ロゴで有名なシボレーは、世界140ヵ国以上で販売しており、2013年の世界販売台数は498万台を記録し、世界中で支持されている自動車ブランドです。
シボレーのブランドコンセプトは、クール(かっこいい)、ファン(楽しい)、フリーダム(自由)な気持ちになる今時のアメリカン・ブランドです。シボレーは、現在、グローバル・ビジョン「FIND NEW ROADS」を展開しています。このビジョン「FIND NEW ROADS」は、独創性のあるクルマを創ることで、世界各国で、シボレー・ブランドをより一層強化していくことです。日本においては、「シボレー コルベット」や「シボレー カマロ」などのスポーツタイプのクルマが馴染み深いですが、2011年からミドルサイズSUV「シボレー キャプティバ」やワイルド・コンパクト「シボレー ソニック」も発売しています。シボレーについての詳細は、Webサイト(http://www.chevrolet.co.jp/ )をご参照ください。