GM、今後10年の成長戦略を発表
利益率の向上により2030年までに年間収益を倍増へ
2日間にわたる投資家向けイベントにおいて、GMの革新的な成長アプローチを透明性のある主要な財務指標とともに公開
- GMのハードウェアとソフトウェアのデュアルプラットフォーム戦略と、そのビジネス成長の推進策
- 次世代運転支援システム「ウルトラ・クルーズ」をはじめとする新規事業の取り組みとテクノロジー
- 2030年までに北米および中国の工場の50％以上をEV生産可能にするなど、EV生産を急速に拡大する計画
- クルーズの最新状況と自立走行車の商用化に向けた進捗状況
本プレス･リリースは、2021年10月6日に米国で発表された英語版プレス･リリース（https://media.gm.com/media/us/en/gm/news.detail.html/content/Pages/news/us/en/2021/oct/1006-outline-plans.html）の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
ミシガン州ウォーレン発– ゼネラルモーターズ（GM）は、2021年10月6日・7日の両日、投資家向けのイベントを開き、全車電動化の未来に移行する中で、EBIT調整後利益率を拡大させながら、10年後までに年間売上高を倍増させる計画について、その概要を発表しました。 GMはすでに、2025年までにEV（電気自動車）およびAV（電動自立走行車）に350億ドルを投資する計画を発表しています。
GMの会長兼CEOメアリー・バーラは、「GMは、事故ゼロ、排出ゼロ、混雑ゼロの世界をつくりあげるというビジョンのもと、電動化やソフトウェアを活用したサービス、『オートノミー』（2002年にGMが発売した未来型燃料電池車の概念）の分野において、競合他社を大きくリードしてきました。これら成長トレンド分野への初期投資により、GMは自動車メーカーから、お客様を中心としたプラットフォーム・イノベーターへと変貌を遂げました。GMは、ハードウェアとソフトウェアのプラットフォームを活用して、お客様の日々の体験を革新し、向上させて、すべての人を全車両電動化の未来へ導いていきます」と述べています。
投資家向けイベントで議論されたテーマは以下の通りです。
- GMは、2025年までに米国におけるEV市場シェアでリーダーになることを目指すとともに、内燃機関エンジン車からの利益を拡大する計画です。GMの成長の原動力となるのは、自社開発したモジュール式EVプラットフォーム「アルティウム（Ultium）」であり、共通化した拡張可能なバッテリーパックを使用して、非常に魅力的で幅広いEVポートフォリオを構成することが可能となります。「アルティウム」搭載のEVには、3万ドル前後で販売されるシボレーのクロスオーバー、ビュイックのクロスオーバー、シボレー、GMC、ハマーEVのピックアップトラックなどの量産車のほか、新たに投入される「リリック」や「セレスティク」といった精巧にデザインされたキャデラックのEVなども含まれます。
- GMは、デジタルサービスを積極的に拡大し、ライフタイムバリューを高めるために、「アルティウム」に「アルティファイ（Ultifi）」を加えた、GMのデュアルプラットフォーム戦略を展開します。「アルティファイ」は、新しい車両体験を実現し、顧客のデジタル・ライフとの連携のために設計されたエンドツーエンドのソフトウェアプラットフォームです。ソフトウェアで定義された機能やアプリ、サービスなどを顧客に無線通信で頻繁かつシームレスに配信できるようになります。
- GMのグローバルイノベーション＆グロースチームには、機会があればあらゆる市場に参入し、新しい市場を開拓するというミッションがあります。GMは、規模も成熟度も異なる約20社のスタートアップ企業を傘下にしており、その中にはまだ初期段階にある企業もあれば、電動商用車のブライトドロップ社や保険代理店のオンスターインシュアランスのように事業を開始した会社も含まれます。
- 2030年までに、GMの北米および中国の生産拠点の50％以上をEV生産可能にする計画。
- 米国の施設での再生可能エネルギー100％調達を5年前倒しし、2025年までに実現する計画。
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