キャデラック、テネシー州スプリングヒル組立工場で
ラグジュアリーEV「リリック」の生産開始記念式典を開催
・全車電動化の未来に向けて、新たなマイルストーンを達成
・「リリック」は未来のキャデラックのスタンダードへ
本プレス･リリースは、2022年3月21日に米国で発表された英語版プレス･リリース（https://media.gm.com/media/us/en/gm/home.detail.html/content/Pages/news/us/en/2022/mar/0321-lyriq.html）の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
デトロイト発– ゼネラルモーターズ（GM）は、2022年3月21日、キャデラックがテネシー州スプリングヒルのGMの組立工場で2023年型「キャデラック リリック」の量産を開始したことを正式に発表、全車電動化の未来に向けたコミットメントにおいて大きなマイルストーンを達成しました。GMの社長マーク・ロイス、キャデラックの副社長ローリー・ハーヴェイ、テネシー州のビル・リー知事、UAW（全米自動車労働組合）の代表者、工場の従業員、その他の関係者が一堂に会し、この大きな節目を祝いました。
GMは、2020年10月にスプリングヒル組立工場に20億ドルを投資することを発表し、それ以来スプリングヒルチームが一丸となって「リリック」の生産準備に取り組んできました。チームがワールドクラスの品質で「キャデラック XT5」「キャデラック XT6」および「GMC アカディア」の組み立てを続けるなか、「リリック」の発売は予定より前倒しとなりました。
ロイスは、「『キャデラック リリック』は、未来のキャデラックの新たなスタンダードとなり、全車電動化の未来に向けたGMの取り組みをもう一歩大きく前進させるものです。今日はGMチーム全体にとって記念すべき一日です。私たちは、世界最高の最先端技術でスプリングヒル組立工場を再編成しました。チームが精力的に働き続けた結果、当初の計画より9カ月も早く準備を完了させました」と述べています。
2023年型「キャデラック リリック デビューエディション」の予約は、2021年9月にわずか10分で完売しました。現在も需要が高まっているため、キャデラックは、今年の5月19日に2023年型「リリック」の追加受注を開始する予定です。
キャデラックのEVに「アルティウム」プラットフォームを初搭載
キャデラック初の完全電動化モデル「リリック」は、GMのEV戦略の中核である「アルティウム」プラットフォームをベースに生産されます。「アルティウム」プラットフォームには、共通のEVアーキテクチャに加え、バッテリーセル、モジュール、パック、「アルティウム」ドライブユニット、EVモーター、統合パワーエレクトロニクスといった推進コンポーネントが含まれています。
GMは「アルティウム」プラットフォームを通じて、機械、工具、組立工程の共通化と合理化を図り、車両組立工場のネットワーク全体でバリューチェーンの戦略的シフトを実現します。このような柔軟性によって、組立工場でさらに改修が行われた場合も、設備投資を抑え、より効率的な対応が可能になります。
GMのスプリングヒル工場は、車両組立工場、金属プレス工場、エンジン工場からなる北米最大のGMの複合施設です。1990年に操業が開始され、これまでに450万台以上の車両を製造してきました。車両組立工場とエンジン工場が2,100エーカーの敷地に立地しており、そのうち700エーカーが農地になっています。このほか100エーカーが湿地や野草の豊かな野生生物生息地として保全されています。スプリングヒルの野生生物生息地は、野生生物生息地評議会（WHC）からゴールド認定・認証を受けています。
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