GM、再生可能エネルギーの目標達成に必要な全エネルギーを
当初目標より25年前倒しで確保
・米国内の全拠点で使用する電力に必要な再生可能エネルギーを確保するという目標を現段階で2025 年までに達成の見通し
・再生可能エネルギー導入企業の先駆者として、そのポートフォリオから既にポジティブ・キャッシュフローを実現、今後も継続の見込み
・地域の再生可能エネルギープロジェクトへの長期的投資は、雇用の拡大・維持とともに、電力網の早期回復をサポート
本プレス・リリースは2022年10月26日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/us/en/2022/oct/1026-energy.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
デトロイト発– ゼネラルモーターズ(GM)は、米国内の全施設に供給するのに必要な電力を、2025年までに100%再生可能エネルギーで確保するための調達契約を締結しました。これは、2021年9月に表明した推進目標に沿ったもので、2021年初めに発表していた2030年より5年早まり、2016年に設定した当初目標である2050年よりも25年前倒しで達成できる見通しとなりました。
この目標を達成することで、GMは2025年から2030年の間に発生する推定100万トンのCO2排出量を削減できる見込みです。これは、10億ポンドの石炭を燃焼した際に排出されるCO2に相当します。
GMのチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるクリステン・シーメンは、「私たち、お客様、そして地球の未来にとって、より持続可能な世界に近づくために努力を重ね、意欲的な目標を達成することが不可欠であると信じています。目標達成に必要な再生可能エネルギーを確保することは、ビジネスのあらゆる面において、GMのCO2排出量削減のための具体的な進展を示し、最終的にはゼロエミッションの未来というGMのビジョンに一歩近づくことになります」と述べています。
再生可能エネルギーの調達は、GMの脱炭素化計画にとって非常に重要な要素です。GMの再生可能エネルギー戦略には、次の4つがあります。
1.エネルギー効率の向上:GMのエネルギー目標は、まずエネルギー効率の向上による消費量の削減から始まります。GMはその取り組みが評価され、11年連続でEPAエナジースター・サステンド・エクセレンス・アワードを受賞しています。
2.再生可能エネルギーの調達:GMは、施設の運営に必要なエネルギー量を最小限に抑える一方で、直接投資、自家発電、グリーン料金、電力購入契約などを通じて、再生可能エネルギーを調達しています。こうした取り組みにより、GMは再生可能エネルギーの目標を達成しつつあります。
3.電力供給の断続性への対応:GMは、電力消費が外部変動の影響を受けないようにするため、中長期的に再生可能エネルギーを貯蔵する技術を開発しています。
4.政策の提言:送電網の拡大、再生可能エネルギーの導入を支援するマイクログリッドの構築、カーボンフリーで回復力の高い電力システムを市場に導入しやすい電力価格で実現する、といった取り組みが不可欠です。GMは、カーボンフリーで災害に強い電力システムを実現するための政策を支持しています。
GMの再生可能エネルギーポートフォリオは現在、10州にわたる16カ所の再生可能エネルギー発電所からの調達契約を結んでおり、自動車業界最大の再生可能エネルギーのオフテイカーとして、すべてのOEMをリードし続けています。また、2017年以降、これらの契約により、7500万ドルを超えるプラスのキャッシュフローを生み出しています。
2019年、GMは、米国最大の再生可能エネルギー購入企業団体であるClean Energy Buyers Association(CEBA)の創設メンバーになりました。CEBAは、企業の再生可能エネルギー市場への参入に協力し、あらゆる規模の組織が再生可能エネルギーを購入する際にコスト効率の良いルートを見つけられるよう支援します。
CEBAのミランダ・バレンティンCEOは、「GMは、10年以上にわたり、生産施設における企業のクリーンエネルギー調達の先駆者的な存在です。2025年目標を達成するのに必要なエネルギー確保に関する今回の発表も、そのリーダーシップを示す一例です。しかし、それ以上に印象的なのは、GMが学んだことを共有し、その後に続く他の企業を指導することに尽力していることです。競争の激しい世界にあって、このようなコミュニティ志向は本当に素晴らしいと思います」と述べています。
2021年、GMはCO2排出量削減のための「Science Based Targets」を発表し、2040年までにグローバルな製品およびオペレーションにおいてカーボンニュートラルを目指すことを発表しました。さらに、2035年までに米国で販売する新型乗用車(LDV)のテールパイプからの排出ガスをゼロにする目標です。GMは、2025年までに電気自動車(EV)と自律走行車(AV)に350億ドルを投資すると表明しており、2025年末までに北米と中国それぞれで、年間100万台以上のEV生産能力を達成する計画です。
報道関係者からのお問い合わせ先:
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com
株式会社ユナイトパブリックリレーションズ TEL 03-3504-8661
一般の方からのお問い合わせ先:
GMジャパン・カスタマー・センター:0120-711-276 受付時間9:00-18:00(年中無休)
<GMジャパン メディアオンラインサイト>
企業ニュースルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/gm-new/home.html
シボレー プレスルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/chevrolet/home.html
キャデラック プレスルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/cadillac/news.html