CES 2021
GM、「CES 2022」に出展
「アルティウム（Ultium）」 の効果を実証
本プレス･リリースは、2022年1月5日に米国で発表された英語版プレス･リリース（https://media.gm.com/media/us/en/gm/home.detail.html/content/Pages/news/us/en/2022/jan/ces/0105-ces-overview.html）の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
デトロイト発– ゼネラルモーターズ（GM）の会長兼CEOメアリー・バーラは、2022年1月5日、技術見本市「CES 2022」においてバーチャルでの基調講演を行い、電気自動車（EV）の普及に向けた動きがもたらす変化の波について、その概要を示しました。GMは、自動車メーカーからプラットフォーム・イノベーターへと変貌を遂げつつあり、昨年の「CES 2021」ではEV技術の大きな転換期に関する見解を発表していました。
GMのグローバル・チーフ・マーケティング・オフィサー、デボラ・ウォールは、「目的志向のテクノロジーが世界を変えます。GMは人とモノの移動のあり方を再定義しています。『事故ゼロ、排出ゼロ、混雑ゼロの世界を作りあげる』というGMのビジョンへの決意が、私たちをリーダーの地位に導きました。成長戦略を実行する中で、私たちには次の世代のためにより良い未来を創造するチャンスがあり、率直に言ってその義務があるのです。これこそが『アルティウムの効果（Ultium Effect）』です」と述べています。
“Ultium Effect”のメッセージは、www.GMExhibitZero.comからアクセスが可能な、バーチャルでのCES体験の案内役となっています。このサイトでは、GMが2020年初めに発表したEVプラットフォーム「アルティウム（Ultium）」から始まる変化の波を紹介しています。「アルティウム」は最近、米ファスト・カンパニー誌の「Next Big Things in Tech 2021」に選ばれており、昨年末に顧客に納車が開始されたピックアップ・トラック「GMC ハマー EV Edition 1 Pickup」や「ブライトドロップ EV600」、さらに今年後半に納車開始予定の「キャデラック リリック」などに採用されています。
「CES 2022」におけるGMの主役は、2024年型「シボレー シルバラードEV」です。同モデルは、フルサイズ・ピックアップ・トラックのあり方を見直し、「アルティウム」プラットフォームの力を生かして、ゼロから開発されました。「シルバラードEV」は、「RSTファーストエディション」とフリート向けの「WT」の2種類が発売されますが、いずれも性能、機能、技術、スタイルが革新的に融合しています。「シルバラードEV」の主な特長は、フル充電での航続距離400マイル（GM推定値）、10.2kWのオフボード充電、四輪ステアリング、固定式ガラスルーフ、トラックベッドを最大10フィートに延長可能なマルチフレックス・ミッドゲート、10インチ延長可能なマルチフレックス・テールゲート、17インチの大画面LCDフリーフォーム・インフォテインメント・スクリーン、時間の経過とともに進化する最先端のモーターテクノロジーなどが挙げられます。
2024年型「シルバラードEV」の詳細については、media.chevrolet.comをご覧ください。
この他に「CES 2022」で発表されたニュース、トピックスは以下の通りです。
• GMは、「シボレー シルバラードEV」に加えて、SUVの「シボレー エクイノックスEV」（米国希望小売価格：約3万ドル前後）と、大型SUV「シボレー ブレイザーEV」の導入により、米国EV市場シェアで首位を目指す計画です。これらの3モデルにより、業界の2大セグメントと米国で最も急成長しているセグメントの1つにシボレーのEVが投入されることになります。「エクイノックスEV」の写真や現時点での詳細については、こちらをご覧ください。
• GMは、商用EV事業「ブライトドロップ」のエコシステムや「シボレー シルバラードEVワークトラック」、さらには商用車やレクリエーショナルビークル向けのコンポーネント販売を通じて、リテール部門以外のEVムーブメントの構築に取り 組んでいます。現在、フリート発注を計画している顧客には、FedExとウォルマート（「ブライトドロップEV 600」）」レンタカー会社のエンタープライズとクアンタ（「シボレー シルバラードEV」）などがあります。
• シボレーブランドのEVラインアップを急速に拡充することで、GMはEV市場での首位を目指します。GMの現行および近々発売のEVラインアップには、電動バンの「ブライトドロップ」、シボレーの「シルバラードEV」「エクイノックスEV」「ブレイザーEV」「ボルトEV」「ボルトEUV」、GMCの「シエラEV」「ハマーEV」、キャデラックの「リリック」「セレスティック」などがあり、拡大を続ける全電動モデルのラインアップの幅や深さにおいて、GMに匹敵する自動車メーカーは存在しないと確信しています。
• GMとクルーズは、早ければこの10年の半ばまでにゼネラルモーターズ初の個人向け自律走行車を提供することを目指し、オートノマスモビリティへの包括的な道筋を追求しています。
• GMとクルーズの継続的な協力は、クルーズのライドシェアとデリバリーネットワークのコスト削減と品質向上をもたらすと同時に、自律走行車のプラスの影響をより多くの人々にもたらすという経済効果を生みます。
• 「スーパー・クルーズ」は2023年までにGMの各ブランド全体で22モデルに採用される予定です。ドアツードアのハンズフリー運転を可能にする「ウルトラ・クルーズ」も2023年に生産が始まるモデルから搭載を開始し、「アルティウム」ベースの超高級セダン「キャデラック セレスティック」が導入される最初のモデルの1つとなる予定です。
• GMは、クアルコム・テクノロジーズ社のSnapdragon RideTMプラットフォームを、GMが自社開発したソフトウェアで定義された先進運転支援技術に使用する最初の企業となります。GMとクアルコムが「ウルトラ・クルーズ」のために共同開発した新しいコンピュータアーキテクチャは、数百台のPC処理能力を持ちながら、ラップトップを2台重ねた程度のサイズしかありません。
• 自律走行車「インナースペース（InnerSpace）」「オープンスペース（OpenSpace）」によるキャデラックの「Halo Concept」モデルの拡充。これら2つの新しいコンセプトモデルは、昨年の「CES 2021」で発表した垂直離着陸（VTOL）機の「パーソナルスペース（PersonalSpace）」と個人向け自律走行車の「ソーシャルスペース（SocialSpace）」をベースにしています。これら4モデルが一体となって、GMの「アルティウム」EVプラットフォームとソフトウェアプラットフォーム「アルティファイ（Ultifi）」が自律走行技術と融合して実現される、未来のマルチモーダルで贅沢な旅の可能性を示しています。
• ソフトウェアが定義する機能、サービス、オーナーシップ体験を頻繁かつシームレスに提供するGMのエンドツーエンドの車載ソフトウェアプラットフォーム「アルティファイ」で可能になる新しい顧客のドライビング・エクスペリエンス。理論上の車両モードには、EVのキャリブレーションを再実行して加速を高める「マックスパワー・モード」、ショップ、レストラン、ランドマークを見つけるためのスカベンジャーハントを作成する「アドベンチャー・モード（Choose Your Own Adventure Mode）」、車載GPSを使って近くの星座を車内スクリーンに投影する「プラネタリウム・モード」などがあります。
デボラ・ウォールは、「私たちは、イノベーターと問題解決者が世界を変える機会をとらえたときに何が可能になるかを目の当たりにしています。そして彼らがそのためのツールやテクノロジーを持っていることも知っています。この能力を生かすには責任が伴います。GMの『アルティウム』プラットフォームによって、私たちは排出ゼロの未来を想像する段階から、その構築に取り組む段階に進んだのです」と述べています。
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