GM・クルーズ・Hondaが自動運転タクシーサービスを日本に導入
-2026年初頭に開始予定
- 3社が共同開発した専用車両「クルーズ・オリジン」は米国で生産
本プレス・リリースは、2023年10月18日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/us/en/2023/oct/1018-cruise.html#)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
東京発–ゼネラルモーターズ(GM)は、私たちのビジョンである「事故ゼロ、排出ゼロ、混雑ゼロ」の未来に向けて、大きく前進し続けています。しかし、こうした未来社会は、従来の交通手段から大きく大胆な飛躍を遂げた場合にのみ実現可能となります。それが、GMが自動運転車両を世界規模で安全に配備することに積極的に取り組む理由であり、2016年には電動自動運転車両の開発で業界をリードするクルーズ(GMクルーズホールディングスLLC、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、以下クルーズ)に投資を行いました。
本日、GMは自動運転を世界に普及させるための新たなマイルストーンに到達しました。クルーズと本田技研工業株式会社(以下Honda)とともに、2026年初頭から日本において自動運転タクシーサービスを開始するための新しいジョイントベンチャー(JV)設立に関する覚書を締結しました。
GM会長兼CEOのメアリー・バーラは、「GMは常に交通手段の未来を切り開くことに投資してきましたが、それは今日、これまで以上に現実のものとなりました。安全性からアクセスビリティまで、自動運転車両がもたらす恩恵は看過できないほど大きくなっています。クルーズ・Hondaとのこの重要なパートナーシップを通じて、私たちはソフトウェアとハードウェアにおける最先端の専門知識を活用して、世界中のより多くの人々が必要な場所に移動できるようイノベーションを推進したいと考えています」と述べています。
自動運転タクシーサービスの日本でのビジネスチャンスは非常に大きいと言えます。大都市ではタクシー需要が高いため、日本は世界最大級の自動運転市場のひとつになる可能性を秘めています。また大都市圏では、ドライバー不足が続いており、利便性の高い交通手段が求められているため、新しい交通形態へのニーズも高まってきています。これらの需要に対応するために、新会社はGM・クルーズ・Hondaの3社が「人」を中心に共同開発した自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」を活用します。この車両は6人の乗客が向かい合って座ることができ、これまでにない新しい方法での快適な移動を実現します。
クルーズCEOのカイル・ヴォクトは、「日本では、安全で利便性の高い交通手段に対する重大な社会的ニーズが高まっており、自動運転車両にはそのソリューションを提供できる可能性があります。社会的な影響に加えて、日本は世界最大の自動運転タクシーサービス市場のひとつと思われ、交通手段が重要となる人口密度の高い都市が多く存在するため、ビジネスチャンスも大きいと考えています」と述べています。
「クルーズ・オリジン」の開発にあたり、GM・Honda・クルーズは、製造、ソフトウェア、開発プロセスにおいて、それぞれ独自のスキルと能力を発揮しました。GMは、この新会社立ち上げのために、GMのマルチブランド電気自動車(EV)と自動運転車両の未来の出発点であるミシガン州デトロイト・ハムトラミックのEV組立専用工場「ファクトリー・ゼロ」で、約500台の「クルーズ・オリジン」を生産する予定です。
HondaグローバルCEOの三部敏宏は、「Hondaが目指すのは「自由な移動の喜び」の創造です。今回のクルーズとGMとの協業による自動運転タクシーサービスを通じて、日本のお客様に新たな移動の価値を体験いただき、人々の移動の質を高め、移動の喜びを環境負荷ゼロで、さらにより安全に提供します。これは、先進モビリティ社会の実現に向けた大きな一歩です。この新しい価値創出の実現にむけ、クルーズとGMと邁進してまいります」と述べています。
GMは、自動運転車両が世界中で人々が移動する手段を変革することができると信じています。サンフランシスコ、オースティン、フェニックスにおけるクルーズの自動運転タクシーサービスでは、無人運転による走行距離が500万マイルに達し、10万件以上の5つ星評価を得ています。私たちは、クルーズが新たに米国内の12の都市に自動運転車両を導入し、お客様が初めてその車両に乗車して交通の近未来を体験するとき、クルーズと協力できることを楽しみにしています。
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