GM、2023年第3四半期の業績を発表
本プレス・リリースは2023年10月24日に米国で発表された英語版プレス・リリース
(https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/emergency_news/2023/earnings/1024-earnings.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
2023年10月24日、米国・デトロイト発
ゼネラルモーターズ(GM)は、2023年第3四半期の業績を発表しました。売上高は441億ドル、株主に帰属する純利益は31億ドル、調整後EBITは36億ドルとなりました。
下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。
● GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)
● 四半期業績の概要
GMの四半期の業績と財務のハイライトの概要は以下の通りです。
2023年第3四半期業績の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.05ドル(2023年第3四半期)および0.03ドル(2022年第3四半期)の影響を含む。
非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益をセグメント利益に調整したものです。
|
2023年 第3四半期 |
2022年 第3四半期 |
2023年 第1-3四半期 |
2022年 第1-3四半期 |
純利益(株主に帰属)(a) |
3,064 |
3,305 |
8,026 |
7,935 |
法人所得税費用 |
470 |
845 |
1,421 |
1,308 |
自動車関連支払利息 |
229 |
259 |
689 |
719 |
自動車関連受取利息 |
(322) |
(122) |
(801) |
(245) |
調整内容 |
|
|||
ビュイックディーラー戦略(b) |
93 |
— |
438 |
— |
早期退職制度(c) |
30 |
— |
905 |
— |
韓国GMの訴訟(d) |
— |
— |
(76) |
— |
クルーズ社の補償に関する修正(e) |
— |
— |
— |
1,057 |
特許使用料関連(f) |
— |
— |
— |
(100) |
調整額合計 |
123 |
— |
1,267 |
957 |
調整後EBIT |
3,564 |
4,287 |
10,601 |
10,675 |
事業セグメント |
|
|||
GM北米(GMNA) |
3,526 |
3,894 |
10,295 |
9,334 |
GMインターナショナル(GMI) |
357 |
334 |
940 |
871 |
クルーズ社 |
(732) |
(497) |
(1,904) |
(1,365) |
GMファイナンシャル(g) |
741 |
911 |
2,278 |
3,301 |
事業セグメント合計 |
3,892 |
4,642 |
11,610 |
12,141 |
消去または 全社(h) |
(328) |
(355) |
(1,009) |
(1,466) |
調整後EBIT |
3,564 |
4,287 |
10,601 |
10,675 |
(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。
(b) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。
(c) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。
(d) この調整は、韓国における下請け業者との問題の一部解決に関連するため除外。
(e) この調整は、クルーズ社のインセンティブストックの一時的な変更に関連しているため除外。
(f) この調整は、2022年第1四半期の売上に対して発生したすべての潜在的なロイヤリティー問題の解決に関連しているため除外。
(g) GMファイナンシャルは調整後EBT。
(h) GMの自動車関連支払利息および受取利息、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)、企業支出、および特定の非セグメント固有の売上と費用は、コーポレートに一括して集計。
【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】
この手紙の冒頭で、GMチームが第3四半期に31億ドルの純利益と36億ドルの調整後EBITを含む好調な業績を再び達成したことに対して、感謝の意を表したいと思います。
北米のサプライチェーン・チームとロジスティクス・パートナーは、組立工場からディーラーへの車両の流れを改善するために素晴らしい仕事をしてくれました。
米国のディーラーは、強力な価格設定と実質的に横ばいのインセンティブにより、市場を上回る業績を達成するのに貢献 してくれました。
GMは、中国を含むすべての地域で黒字を達成しました。また、中国を除くGMインターナショナルは、2023年の調整後EBITが前年比で大幅に増加する見込みです。
競争が激しく、変動の大きい業界であるため、私たちは4つのファンダメンタルに焦点を当てさらなるポジション強化を図ってきました。
- お客様に愛され、喜んでお金を払っていただけるクルマの提供
- 競争力のあるコスト構造
- マーケティング効率とインセンティブの規律
- 需要に見合った生産
優れた車両を基盤に、GMはフルサイズ・ピックアップ・トラックやフルサイズSUVのような主要セグメントでリーダーシップを獲得し、一貫して強力な価格設定とマージンを維持しています。 そして、私たちはその手を緩めるつもりはありません。今年と来年は、現行モデルよりも収益性の高い新型SUVを幅広く投入する予定です。
加えて、2024年までに減価償却費控除後の固定費を20億ドル削減します。また、北米におけるEVの生産加速を緩やかにすることで価格設定を維持して短期的な需要の伸びの鈍化に対応し、技術効率やその他の生産コストを削減するための改善を図って、収益性を高めていきます。
米国の一部の工場で続いているストライキについて: 皆さんの多くが、人件費の高騰が米国でのビジネスに与える影響を懸念していることは承知しています。
この件について、率直に述べさせていただきます。インフレやその他の要因によって、米国経済全体の賃金と手当を引き上げる必要があることは、新型コロナウイルスの流行後、明らかになりました。
今回の提示は、GMがUAWに示した中で最も画期的なものであり、この協約の期間終了時には、従業員の大半が時給40.39ドル、つまり年間約84,000ドルを手にすることになります。
この夏に労使交渉が始まって以来、私たちは組合員と会社を代表して四六時中交渉にあたってきました。彼らは前代未聞の契約を要求しており、それこそが私たちが数週間前から提示しているものです。前例のない賃上げ、かつてない雇用保障、世界最高水準の医療制度といった歴史的な契約といえます。
これは、GMの従業員に報いながらも、会社と彼らの雇用を危険にさらすことのないものです。持続不可能なほど高いコストの受け入れは、私たちの将来とGMの従業員の雇用を危険な状況に陥らせることになり、私たちの将来を危うくするようなことは、とてもできません。
業界の価格と需要見通しの変化、そして人件費の上昇を考慮すれば、2025年にEBIT EV利益率目標を1桁台前半から半ばで実現し、北米の売上を伸ばしてEBIT利益率を8~10%の高水準に維持するためにやるべきことがあるのは明らかです。
仕事はすでに始まっており、GMは目標を達成し、そこからさらに成長できると私は確信しています。
いつもGMを信頼していただき、本当にありがとうございます。
報道関係者からのお問い合わせ先:
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com
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