GM、2024年第1四半期の業績を発表

2024-04-25


 

GM、2024年第1四半期の業績を発表

 

本プレス・リリースは2024年4月23日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/emergency_news/2024/earnings/0423-earnings.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。

 

2024年4月23日、米国・デトロイト発

ゼネラルモーターズ(GM)は、2024年の第1四半期の業績を発表。売上高は430億ドル、株主に帰属する純利益は30億ドル、調整後EBITは39億ドルとなりました。また2024年の通年の業績予想を上方修正しました。

GMの2024年の通年業績予想の要約は以下の通りです。

 

2024年

業績予想(修正後)

2024年

業績予想(前回発表)

純利益(株主に帰属)

101 - 115億ドル

98 - 112億ドル

調整後EBIT

125 - 145億ドル

120 - 140億ドル

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

183 - 213億ドル

180 - 210億ドル

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

85 - 105億ドル

80 - 100億ドル

希薄化後EPS

8.94 - 9.94ドル

8.50 - 9.50ドル

希薄化後調整後EPS

9.00 - 10.00ドル

8.50 - 9.50ドル

2024年の業績予想には、バッテリーセル生産の合弁事業への投資を含む105億ドル~115億ドルの設備投資が含まれています。

下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。

●   GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)

●   四半期業績の概要

 

2024年第1四半期業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2024年

第1四半期

2023年

第1四半期

前年比

前年比 (%)

売上高

43,014

39,985

3,029

7.6%

純利益(株主に帰属)

2,980

2,395

585

24.4%

調整後EBIT

3,871

3,803

68

1.8%

純利益率

6.9%

6.0%

0.9 ポイント

15.0%

調整後EBIT利益率

9.0%

9.5%

(0.5) ポイント

(5.3)%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

3,598

2,232

1,366

61.2%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

1,090

(132)

1,222

n.m.(b)

希薄化後EPS(a)

2.56

1.69

0.87

51.5%

希薄化後調整後EPS(a)

2.62

2.21

0.41

18.6%

GM北米調整後EBIT

3,840

3,576

264

7.4%

GM北米調整後EBIT利益率

10.6%

10.9%

(0.3) ポイント

(2.8)%

GMインターナショナル調整後EBIT

(10)

347

(357)

n.m.(b)

中国の持分利益

(106)

83

(189)

n.m.(b)

GMファイナンシャル調整後EBT

737

771

(34)

(4.4)%

(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.01ドル(2024年第1四半期)および0.03ドル(2023年第1四半期)の影響を含む。

(b) n.m. =数値表示なし。

 

非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス

以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益をセグメント利益に調整したものです。

 

2024年

第1四半期

2023年

第1四半期

純利益(株主に帰属)(a)

2,980

                         2,395

法人所得税費用

762

                            428

自動車関連支払利息

219

                       234

自動車関連受取利息

(186)

(229)

調整内容

 

ビュイックディーラー戦略(b)

96

99

早期退職制度(c)

-

875

調整額合計

96

                         974

調整後EBIT

3,871

                         3,803

事業セグメント

 

GM北米(GMNA)

                  3,840

                  3,576

GMインターナショナル(GMI)

                  (10)

                  347

  クルーズ社 

                  (442)

                  (561)

GMファイナンシャル(d)

                  737

                  771

事業セグメント合計

                  4,124

                  4,133

消去または 全社(e)

                  (253)

                  (330)

調整後EBIT

3,871

3,803

(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。

(b) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。

(c) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。

(d) GMファイナンシャルは調整後EBT。

(e) GMの自動車関連支払利息および受取利息、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)、企業支出、および特定の報告セグメントに含まれない売上と費用は、コーポレートに一括して集計。

 

[添付資料]

【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】

今年1月、私たちは2024年におけるGMの優先課題を、皆様に明確に説明しました。それは、ICEポートフォリオの強みを生かし、EV事業を収益性の高い形で成長させ、ソフトウェア・デファインド・ビークルの開発を進め、クルーズを安全に再始動させるとともに、高い利益率とキャッシュフローを実現することです。

チームが順調に実行に移し、全体的に前進していることをお伝えできることを大変うれしく思っています。

- 第1四半期は、売上高は前年同期比8%増の430億ドルとなりました。過去 24カ月間に一貫した収益成長を実現し、CAGR(年平均成長率) は 15%以上となりました。

- 北米では2桁のEBIT利益率を達成。価格設定も安定しており、業界平均よりはるかに低いインセンティブで小売市場シェアを獲得しました。

- 米国のシボレー、GMC、キャデラックの各ディーラーでは、「アルティウム」プラットフォームの生産台数の増加がEVポートフォリオの小売販売に反映し、出荷量は前年同期比で21%増となりました。

- 第1四半期中、自動車関連データを提供するS&Pグローバル・モビリティは、GMのロイヤルティが9年連続でどのOEMよりも高いことを発表しています。

これらビジネスの競争力はますます強力になっています。

またクルーズでも進展があります。チームはフェニックスの道路に戻り、マッピングを更新し、より多くの道路情報を収集しています。これは、改良された自動運転システムを検証し、一時停止前に記録した500万マイル以上のドライバーレス走行をさらに発展させるための重要なステップです。

グローバルでは、チームは2024 年の好スタートを切るため、収益性に重点を置きながらあらゆる機会に取り組んでいます。そのため、通年の利益、一株当たり利益、フリー・キャッシュ・フローのガイダンスを引き上げています。

南米では「シボレースピン」と「S10」、中国では「シボレー エクイノックス」と「ビュイックGL8プラグイン・ハイブリッド」、北米では「シボレー トラバース」「エクイノックス」「タホ」「サバーバン」そして「ビュイック・アンクレイブ」と「GMCアカディア」など、ピックアップ・トラックとSUVの強みを生かすICEの最新モデルを世界中で発売します。

また、驚異的な新型「コルベットZR1」も控えており、お客様に運転していただくのが待ち切れません。

EV事業では、「キャデラック リリック」のような車両の初期販売が好調に推移しています。また、規模、原材料費、プロダクト構成比の改善により、収益性も引き続き前四半期および前年比で向上しています。

例えば、オハイオ州にあるアルティウムセルズ合弁工場が生産を拡大したことで、バッテリーセルのコストは大幅に下がりました。原材料価格の低下も追い風となりました。今年テネシー州にオープンしたアルティウムセルズの第2工場は、オハイオで学んだ教訓を生かして、さらに生産が上がっています。

加えて、バッテリーモジュールの生産量は過去6カ月で300%増加し、品質も非常に良好で、現在も改善を続けています。 今夏の終わりまでに、現在の生産能力の倍増を見込んでいます。

モジュールの稼働率が向上したことで、車両の生産台数を増やすことが可能になり、成長する米国のEV市場でさらに多くの新規顧客を獲得することができると考えています。

私たちは現在、卓越したEVモデルを展開しており、今後もさらに多くの製品を販売する予定です。また、ディーラーやお客様からのフィードバックに励まされています。

その中には、航続距離が300マイルを超える最も手頃な価格のEVである「シボレー エクイノックスEV」、最大440マイル(推定)の航続距離と比類のない牽引能力を備えた専用設計の電動ピックアップ・トラックである「シボレー シルバラードEV RST」および「GMC シエラEV デナリ」、SUVの「オプティック」および「エスカレードIQ」を含む、ますます拡大するキャデラックEVのラインアップが含まれます。

ICEポートフォリオを強化し、EVを拡大し、事業への再投資を続ける中で、私たちは資本効率、収益性、フリー・キャッシュ・フローの強化に非常に重点を置いており、株主価値の創造に向けた取り組みを継続していきます。

今年も年間を通じて、皆様とGMの進展について共有できることを楽しみにしています。

 

報道関係者からのお問い合わせ先:

ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 

マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com

 

<GMジャパン メディアオンラインサイト>

企業ニュースルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/gm-new/home.html

シボレー プレスルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/chevrolet/home.html

キャデラック プレスルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/cadillac/news.html

GM2022年通年および第4四半期の業績を発表


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