GM、2023年通年および第4四半期の業績を発表

2024-01-31


 

GM、2023年通年および第4四半期の業績を発表

 

本プレス・リリースは2024年1月30日に米国で発表された英語版プレス・リリース

https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/emergency_news/2024/earnings/0130-earnings.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。

 

2024年1月30日、米国・デトロイト発

ゼネラルモーターズ(GM)は、2023年通年と第4四半期の決算を発表しました。

2023年の業績は、売上高は1,718億ドル、株主に帰属する純利益は101億ドル、調整後EBITは124億ドル。第4四半期の業績は、売上高430億ドル、株主に帰属する純利益は21億ドル、調整後EBITは18億ドルとなりました。

GMの2023年の通年業績予想と業績結果および好調な実績が期待される2024年の通年業績予想の要約は、以下の通りです。

 

2023年

最終業績予想

2023年

年間業績

2024年

業績予想

純利益(株主に帰属)

91 - 97億ドル

約101億ドル

98 - 112億ドル

調整後EBIT

117 - 127億ドル

約124億ドル

120 - 140億ドル

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

195 - 210億ドル

約208億ドル

180 - 210億ドル

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

105 - 115億ドル

約117億ドル

80 - 100億ドル

希薄化後EPS*

6.52 - 7.02ドル

7.32ドル

8.50 - 9.50ドル

希薄化後調整後EPS*

7.20 - 7.70ドル

7.68ドル

8.50 - 9.50ドル

* 2024年の業績予想は、現在の株価に基づくGMの加速型自社株買い戻しプログラム(2023年11月開始)による1株当たり1.45ドルの影響と、税率上昇および利子収入の減少による0.50ドルの相殺を含む。通期の加重平均希薄化後株式数は11億5,000万株を若干下回る予想。

GMの2024年の業績予想には、バッテリーセル生産の合弁事業への投資を含む105億ドル~115億ドルの設備投資が含まれています。

 

下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。

●    GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)

●    通年および四半期業績の概要

 

2023年 年間業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2023年

2022年

前年比

前年比 (%)

売上高

171,842

156,735

15,107

9.6%

純利益(株主に帰属)

10,127

9,934

193

1.9%

調整後EBIT

12,357

14,474

(2,117)

(14.6)%

純利益率

5.9%

6.3%

(0.4) ポイント

(6.3)%

調整後EBIT利益率

7.2%

9.2%

(2.0) ポイント

(21.7)%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

20,828

19,094

1,734

9.1%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

11,666

10,466

1,200

11.5%

希薄化後EPS(a)

7.32

6.13

1.19

19.4%

希薄化後調整後EPS(a)

7.68

7.59

0.09

1.2%

GM北米調整後EBIT

12,306

12,988

(682)

(5.3)%

GM北米調整後EBIT利益率

8.7%

10.1%

(1.4) ポイント

(13.9)%

GMインターナショナル調整後EBIT

1,210

1,143

67

5.9%

中国の持分利益

446

677

(231)

(34.1)%

GMファイナンシャル調整後EBT

2,985

4,076

(1,091)

(26.8)%

(a)     希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.10ドル(2023年)および-0.13ドル(2022年)の影響を含む。

 

2023年第4四半期業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2023年

第4四半期

2022年

第4四半期

前年比

前年比 (%)

売上高

42,980

43,108

(128)

(0.3)%

純利益(株主に帰属)

2,102

1,999

103

5.2%

調整後EBIT

1,757

3,799

(2,042)

(53.8)%

純利益率

4.9%

4.6%

0.3 ポイント

6.5%

調整後EBIT利益率

4.1%

8.8%

(4.7) ポイント

(53.4)%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

4,688

7,488

(2,800)

(37.4)%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

1,341

4,460

(3,119)

(69.9)%

希薄化後EPS(a)

1.59

1.39

0.20

14.4%

希薄化後調整後EPS(a)

1.24

2.12

(0.88)

(41.5)%

GM北米調整後EBIT

2,011

3,654

(1,643)

(45.0)%

GM北米調整後EBIT利益率

5.7%

10.3%

(4.6) ポイント

(44.7)%

GMインターナショナル調整後EBIT

269

272

(3)

(1.1)%

中国の持分利益

93

201

(108)

(53.7)%

GMファイナンシャル調整後EBT

707

775

(68)

(8.8)%

(a)     希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.05ドル(2023年第4四半期)の影響を含む。

 

非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス

以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益をセグメント利益に調整したものです。

 

2023年

第4四半期

2022年

第4四半期

2023年

年間

2022年

年間

純利益(株主に帰属)(a)

2,102

1,999

10,127

9,934

法人所得税費用

                   (857)

580

                   563

1,888

自動車関連支払利息

                   222

267

                   911

987

自動車関連受取利息

                   (308)

(215)

                   (1,109)

(460)

調整内容

 

早期退職制度(b)

                   130

-

                   1,035

-

ビュイックのディーラー戦略(c)

                   131

511

                   569

511

クルーズ社リストラ(d)

                   478

-

                   478

-

韓国GMの訴訟(e)

                   (30)

-

                   (106)

-

インド資産売却 (f)

                   (111)

-

                   (111)

-

クルーズ社の補償に関する修正(g)

-

-

-

1,057

ロシア市場撤退(h)

-

657

-

657

特許使用料関連(i)

-

-

-

(100)

調整額合計

598

1,168

1,865

2,125

調整後EBIT

1,757

3,799

12,357

14,474

事業セグメント

 

GM北米(GMNA)

                   2,011

3,654

                   12,306

12,988

GMインターナショナル(GMI)

                   269

272

                   1,210

1,143

クルーズ社

                   (792)

(524)

                   (2,695)

(1,890)

GMファイナンシャル(j)

                   707

775

                   2,985

4,076

事業セグメント合計

                   2,196

4,176

                   13,806

16,317

消去または 全社(k)

                   (439)

(377)

                   (1,448)

(1,843)

調整後EBIT

1,757

3,799

12,357

14,474

(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。

(b) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。

(c) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。

(d) この調整は、クルーズ社が米国におけるドライバーレス、監視付きおよび手動車のAV運行を、プロセス、システムおよびツールを検証する間、一時停止したことに起因するリストラ費用に関するため除外。調整の主な内訳は、現金支出を伴わないリストラ費用、サプライヤー関連費用、および従業員の退職費用。

(e) この調整は、韓国における下請け業者との問題の一部解決に関連するため除外。

(f) この調整は、2020年のインド市場からの戦略的な撤退に伴う資産売却に関連するため除外。

(g) この調整は、クルーズ社のインセンティブストックの一時的な変更に関連しているため除外。

(h) この調整は、純投資の評価減の計上および為替差損の累計額の利益への転嫁を含むロシア事業の停止に関連するものであるため除外。

(i) この調整は、2023年の売上に対して発生したすべての潜在的なロイヤリティー問題の解決に関連しているため除外。

(j) GMファイナンシャルは調整後EBT。

(k) GMの自動車関連支払利息および受取利息、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)、企業支出、および特定の報告セグメントに含まれない売上と費用は、コーポレートに一括して集計。

 

[添付資料]

【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】

本日、GMは通年の純利益が101億ドル、調整後EBITは124億ドルとなり、非常に力強いフリー・キャッシュ・フローを計上しました。これにより、事業への再投資を行った後、株主に多額の資本を還元することが可能になりました。実際に、GMが2022年と2023年に創出した調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー220億ドルのうち、ほぼ3分の2が株主に還元されることになります。

2024年が始まるにあたり、GMは、2023年に達成したこと、そして学んだことすべてを土台として、堅固な財務パフォーマンスを発揮する1年となるよう、十分な態勢を整えていると確信しています。

米国経済、雇用市場、自動車販売は引き続き回復傾向にあるとの見方が強まっており、GMではEVの比率を拡大し続け、1,600万台程度の堅調な販売を見込んでいます。

私たちの基盤となっているのは、お客様に愛されるクルマづくりです:

- 2023年、GMは米国で他のどのメーカーよりも多くの車両を販売しました。GMの全ブランドが前年比で販売台数を伸ばし、安定した価格設定と業界平均を20%以上下回るインセンティブのおかげで、高いマージンを確保しながら市場シェアを拡大しました。

- J.D. パワーによると、GMは初期品質でも 2 年連続で業界トップとなっています。

-現在、ピックアップ・トラック、フルサイズ バン、フルサイズ SUV の合計販売台数が 10 年連続で業界をリードしており、平均取引価格が最も高い市場で首位となっています。

- Car and Driver誌の「トラックとSUVのベスト10」に選ばれた「シボレー トラックス」や、若い購買層の支持を集めている「ビュイック エンビスタ」のような魅力的で収益性の高い車両のおかげで、最も手頃な価格帯でもホンダとトヨタを抜くことができました。

今後を展望するとき、GMの優先事項とコミットメントは明確です。それは、2024年型「シボレー トラバース」や2025年型「シボレー エクイノックス」のような新型車を含む優れたICEポートフォリオで得られるチャンスを最大限に生かすこと、EV事業を収益性の高いものに成長させること、強いマージンとキャッシュフローを実現すること、そしてクルーズに再び焦点を当て、再出発させることです。

EV事業では、EVの需要と生産の増加に対する現在の予想、GMの車両への強い関心、原材料価格の低下およびその他の要因に基づいて、私たちの米国ポートフォリオは2024年下半期には変動利益が黒字になると見込んでいます。

EVの成長ペースが鈍化し、不確実性が生じているのは事実です。しかし、多くの第三者機関によると、米国のEV販売台数は2023年の業界の約7%から2024年には少なくとも10%に上昇するとされており、これは今年もEV販売台数が過去最高を記録することを意味します。

「キャデラック リリック」、「GMC ハマーEV」、「シボレー ブレイザーEV」、「シルバラードEV ワークトラック」の生産増加により、GMの競争力は年間を通じて向上すると考えています。また、「シボレー エクイノックスEV」と「シルバラードEV RST」、「GMC シエラEV デナリ」、「キャデラック エスカレードIQ」が年内にショールームに登場することを楽しみにしています。

クルーズでは、私たちのコミットメントと行動を通じて、規制当局と国民の皆様の信頼を取り戻すことに全力で取り組んでいます。先週、第三者による審査結果を公表しましたが、これらの結果を受けて、私たちはすでに大きな変革に着手しています。

最後に、私たちは2023年に多くのことを学びました。これらの学びは、私たちの強みを築き、課題に対処し、成長し収益性の高いEV事業を備えた、さらに強いGMの構築に役立っています。

GMのチーム全員が、企業としての勢いを維持し、株主価値を創造するための強力な取り組みに集中しています。私たちはそのために全力を尽くし、説明責任を果たしていきます。

GMへ変わらぬ信頼をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

 

報道関係者からのお問い合わせ先:

ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 

マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com

 

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シボレー プレスルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/chevrolet/home.html

キャデラック プレスルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/cadillac/news.html

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