GM、2024年第3四半期の業績を発表

2024-10-23


 

GM、2024年第3四半期の業績を発表

 

本プレス・リリースは2024年10月22日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://investors.gm.com/news-releases/news-release-details/gm-releases-2024-third-quarter-results-and-updates-full-year)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。

 

2024年10月22日、米国・デトロイト発

ゼネラルモーターズ(GM)は、2024年第3四半期の業績を発表。売上高は488億ドル、株主に帰属する純利益は31億ドル、調整後EBITは41億ドルとなりました。また、2024年の通年の業績予想を3四半期連続で上方修正しました。

GMの2024年の通年業績予想の要約は以下の通りです。

 

2024年

業績予想(修正後)

2024年

業績予想(前回発表)

純利益(株主に帰属)

104 - 111億ドル

100 - 114億ドル

調整後EBIT

140 - 150億ドル

130 - 150億ドル

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

220 - 240億ドル

192 - 222億ドル

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

125 - 135億ドル

95 - 115億ドル

希薄化後EPS

9.14 - 9.64ドル

8.93 - 9.93ドル

希薄化後調整後EPS

10.00 - 10.50ドル

9.50 - 10.50ドル

2024年の業績予想には、バッテリーセル生産の合弁事業への投資を含む105億ドル~115億ドルの設備投資が含まれています。

下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。

●   GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)

●   四半期業績の概要

 

2024年第3四半期業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2024年

第3四半期

2023年

第3四半期

前年比

前年比 (%)

売上高

48,757

44,131

4,626

10.5%

純利益(株主に帰属)

3,056

3,064

(8)

(0.3)%

調整後EBIT

4,115

3,564

551

15.5%

純利益率

6.3%

                  6.9%

(0.6) ポイント

(8.7)%

調整後EBIT利益率

8.4%

                  8.1%

0.3 ポイント

3.7%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

7,863

6,794

1,069

15.7%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

5,834

4,910

924

18.8%

希薄化後EPS(a)

2.68

2.20

0.48

21.8%

希薄化後調整後EPS(a)

2.96

2.28

0.68

29.8%

GM北米調整後EBIT

3,982

3,526

456

12.9%

GM北米調整後EBIT利益率

9.7%

9.8%

(0.1) ポイント

(1.0)%

GMインターナショナル調整後EBIT

42

357

(315)

(88.2)%

中国の持分利益

(137)

192

(329)

n.m.(b)

GMファイナンシャル調整後EBT

687

741

(54)

(7.3)%

(a)    希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.02ドル(2024年第3四半期)および-0.05ドル(2023年第3四半期)の影響を含む。

(b)    n.m. =数値表示なし。

 

非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス

以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益を調整後EBITおよびセグメント利益に調整したものです。

 

2024年

第3四半期

2023年

第3四半期

2024年

第1-3四半期

2023年

第1-3四半期

純利益(株主に帰属)(a)

3,056

3,064

8,969

8,026

法人所得税費用

709

470

2,238

1,421

自動車関連支払利息

206

229

631

689

自動車関連受取利息

(274)

(322)

(688)

(801)

調整内容

 

 

リストラ関連(b)

190

-

190

-

ビュイックディーラー戦略(c)

150

93

321

438

GMインターナショナル工場撤退(d)

43

-

146

-

本社移転(e)

34

-

34

-

クルーズ社リストラ(f)

-

-

583

-

早期退職制度(g)

-

30

-

905

韓国GMの訴訟(h)

-

-

-

(76)

調整額合計

417

123

1,274

1,267

調整後EBIT

4,115

3,564

12,424

10,601

事業セグメント

 

 

GM北米(GMNA)

3,982

3,526

12,254

10,295

GMインターナショナル(GMI)

42

357

82

940

  クルーズ社 

(383)

(732)

(1,284)

(1,904)

GMファイナンシャル(i)

687

741

2,246

2,278

事業セグメント合計

4,327

3,892

13,299

11,610

消去または本社(j)

(213)

(328)

(874)

(1,009)

調整後EBIT

4,115

3,564

12,424

10,601

(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。 

(b) この調整は、主に北米における従業員の退職費用に関するため除外。

(c) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。

(d) この調整は、コロンビアとエクアドルにおける生産の終了に関連するため除外。

(e) この調整は、GMの本社移転に伴う加速償却に関連するため除外。

(f) この調整は、クルーズ社が米国におけるドライバーレス、監視付きおよび手動車のAV運行を自発的に一時停止し、「クルーズ オリジン」の無期限延期に起因するリストラ費用に関するため除外。調整の主な内訳は、現金支出を伴わないリストラ費用、サプライヤー関連費用、および従業員の退職費用。

(g) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。

(h) この調整は、韓国における下請け業者との問題の一部解決に関連するため除外。

(i) GMファイナンシャルは調整後EBT。

(j) GMの自動車関連支払利息および受取利息、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)、本社支出、および特定の報告セグメントに含まれない売上と費用は、本社部門に一括して集計。

 

(添付資料)

【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】

本日発表した第3四半期の業績は、GMにとってさまざま出来事があった1カ月の締めくくりとなりました。2週間前、私たちはテネシー州スプリングヒルで「インベスターデイ」を開催し、アナリストと投資家の皆様をお迎えしました。スプリングヒルは、ICEとEVのキャデラックを同じ組立ラインで生産しており、また、LGエナジーソリューションとともに運営する世界最高水準のバッテリーセル工場の本拠地でもあります。これらの工場は、GMの成長を支えるバッテリーの専門知識、製造の柔軟性、大規模な生産能力を示すものであり、私たちは投資家の皆様にこれらの工場が実際に稼働している様子をご覧いただけたことに大きな喜びを感じています。

またこのイベントでは、GMの2025年のEBIT調整後利益が、2024年通年の業績と同程度の範囲になるとの見通しを発表しました。

その要因として以下があげられます:

- EVの収益性向上が進み、販売台数と市場シェアが拡大

- 現行モデルよりも収益性の高い、幅広いSUVのモデルチェンジ

- 全体的なコスト規律と資本効率の重視

- 中国での業績改善

第3四半期は、平均以上の価格設定、適切に管理された在庫、平均以下のインセンティブによって、米国の販売市場シェアが拡大しました。中国では、第2四半期から販売台数が改善し、ディーラー在庫が大幅に減少しました。さらに、2024年のEV生産台数と収益性の目標達成に向け、引き続き順調に推移しています。

これは、EV専用プラットフォーム、米国でのバッテリーセル生産、柔軟な組立能力への投資の賜物です。競合他社のほとんどは、こうした優位性を欠いており、また私たちの戦略的EVポートフォリオの深さと幅広さに匹敵する企業はありません。

第3四半期の好調な業績を受けて、2024年通年の調整後EBITは140億ドルから150億ドルの範囲になると予想しており、調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フローと1株当たり利益のガイダンスを引き上げる見込みです。

GMが過去最高の車両を発売し、好調な業績を上げていることを誇りに思います。しかし、私たちは前進を勝利と勘違いしているわけではないことを明確にしておきたいと思います。競争は熾烈であり、規制環境はますます厳しくなるでしょう。だからこそ、私たちはICEのマージンを最適化することに注力し、EVをEBITベースで可能な限り早く黒字化できるよう取り組んでいきます。

GMのすべての社員は、これらの目標に向けて全力を尽くします。なぜなら、私たちのリーダーシップと真の長期的成長の可能性を発揮する最良の方法だからです。

チームGMへの変わらぬ信頼に深く感謝いたします。

 

報道関係者からのお問い合わせ先:

ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 

マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com

 

<GMジャパン メディアオンラインサイト>

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キャデラック プレスルーム  https://media.gm.com/media/jp/ja/cadillac/news.html

GM2022年通年および第4四半期の業績を発表


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GM、2024年第3四半期の業績を発表