GM、2024年通年および第4四半期の業績を発表

2025-01-30


 

GM、2024年通年および第4四半期の業績を発表

 

本プレス・リリースは2025年1月28日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://investor.gm.com/news-releases/news-release-details/gm-releases-full-year-and-fourth-quarter-2024-results-and-2025)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。

 

2025年1月28日、米国・デトロイト発

ゼネラルモーターズ(GM)は、2024年通年と第4四半期の決算を発表しました。

2024年の業績は、株主に帰属する純利益は60億ドル、調整後EBITは149億ドル。第4四半期の業績は、株主に帰属する純利益は30億ドルの損失、調整後EBITは25億ドルとなりました。

第4四半期の純利益は、 主に特定の中国合弁会社における40 億ドルの現金支出を伴わない再編費用および当社持ち株分の減損、ならびにクルーズ社のロボタクシー事業への資金提供停止の決定に関連する5 億ドルなど、特別損失により50 億ドル以上減少しました。

GMの2024年の通年業績予想と業績結果および好調な実績が期待される2025年の通年業績予想の要約は、下記の通りです。

 

2024年

最終業績予想

2024年

年間業績

2025年

業績予想

純利益(株主に帰属)

104 - 111億ドル

約60億ドル

112 - 125億ドル

調整後EBIT

140 - 150億ドル

約149億ドル

137 - 157億ドル

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

220 - 240億ドル

約239億ドル

210 - 240億ドル

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

125 - 135億ドル

約140億ドル

110 - 130億ドル

希薄化後EPS

9.14 - 9.64ドル

6.37ドル

11.00 - 12.00ドル

希薄化後調整後EPS

10.00 - 10.50ドル

10.60ドル

11.00 - 12.00ドル

2025年の業績予想には、北米の安定した政策環境と、クルーズ社の前年比経費削減による5億ドルの利益を想定しています。また、バッテリーセル生産の合弁事業への投資を含む100億ドル~110億ドルの資本支出も含まれています。

下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。

通年および四半期業績の概要 ●GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)

 

2024年 年間業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2024年

2023年

前年比

前年比 (%)

売上高

187,442

171,842

15,600

9.1%

純利益(株主に帰属)

6,008

10,127

(4,119)

(40.7)%

調整後EBIT

14,934

12,357

2,577

20.9%

純利益率

3.2%

5.9%

(2.7) ポイント

(45.8)%

調整後EBIT利益率

8.0%

7.2%

0.8 ポイント

11.1%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

23,939

20,828

3,111

14.9%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

14,045

11,666

2,379

20.4%

希薄化後EPS(a)

6.37

7.32

(0.95)

(13.0)%

希薄化後調整後EPS(a)

10.60

7.68

2.92

38.0%

GM北米調整後EBIT

14,528

12,306

2,222

18.1%

GM北米調整後EBIT利益率

9.2%

8.7%

0.5 ポイント

5.7%

GMインターナショナル調整後EBIT

303

1,210

(907)

(75.0)%

中国の持分利益

(4,407)

446

(4,853)

n.m.

GMファイナンシャル調整後EBT

2,965

2,985

(20)

(0.7)%

(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.11ドル(2024年)および-0.10ドル(2023年)の影響を含む。

(b) n.m. =数値表示なし。

 

2024年第4四半期業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス

 

2024年

第4四半期

2023年

第4四半期

前年比

前年比 (%)

売上高

47,702

42,980

4,722

11.0%

純利益(株主に帰属)

(2,961)

2,102

(5,063)

n.m.

調整後EBIT

2,509

1,757

752

42.8%

純利益率

(6.2)%

4.9%

(11.1) ポイント

n.m.

調整後EBIT利益率

5.3%

4.1%

1.2 ポイント

29.3%

営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー

4,765

4,688

77

1.6%

調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー

1,823

1,341

482

35.9%

希薄化後EPS(a)

(1.64)

1.59

(3.23)

n.m.

希薄化後調整後EPS(a)

1.92

1.24

0.68

54.8%

GM北米調整後EBIT

2,274

2,011

263

13.1%

GM北米調整後EBIT利益率

5.8%

5.7%

(0.1) ポイント

1.8%

GMインターナショナル調整後EBIT

221

269

(48)

(17.8)%

中国の持分利益

(4,060)

93

(4,153)

n.m.

GMファイナンシャル調整後EBT

719

707

12

1.7%

(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による0.02ドル(2024年第4四半期)および-0.05ドル(2023年第4四半期)の影響を含む。

(b) n.m. =数値表示なし。

 

非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス

以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益を調整後EBITおよびセグメント利益に調整したものです。

 

2024年

第4四半期

2023年

第4四半期

2024年

年間

2023年

年間

純利益(株主に帰属)(a)

(2,961)

2,102

6,008

10,127

法人所得税費用

318

                  (857)

2,556

                  563

自動車関連支払利息

215

                  222

846

                  911

自動車関連受取利息

(279)

                  (308)

(967)

                  (1,109)

調整内容

 

中国合弁事業の再編関連(b)

4,010

-

4,010

-

クルーズ社リストラ(c)

520

                  478

1,103

                  478

ビュイックのディーラー戦略(d)

643

                  131

964

                  569

リストラ関連(e)

10

-

200

-

GMインターナショナル工場撤退(f)

4

-

150

-

本社移転(g)

30

-

64

-

早期退職制度(h)

-

                  130

-

                  1,035

韓国GMの訴訟(i)

-

                  (30)

-

                  (106)

インド資産売却 (j)

-

                  (111)

-

                  (111)

調整額合計

5,217

598

6,491

1,865

調整後EBIT

2,509

1,757

14,934

12,357

事業セグメント

 

GM北米(GMNA)

2,274

                  2,011

14,528

                  12,306

GMインターナショナル(GMI)

221

                  269

303

                  1,210

クルーズ社

(418)

                  (792)

(1,701)

                  (2,695)

GMファイナンシャル(k)

719

                  707

2,965

                  2,985

事業セグメント合計

2,796

                  2,196

16,095

                  13,806

消去または 全社(l)

(287)

                  (439)

(1,161)

                  (1,448)

調整後EBIT

2,509

1,757

14,934

12,357

(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。

(b) この調整は、中国合弁会社の事業再編に関連して、一時的でない減損および持分法利益に計上された当社負担の再編費用に関係するため除外。

(c) この調整は、自動運転および運転支援技術の進展を目的としたクルーズ社とGMの技術的取り組みの統合計画、「クルーズ オリジン」の無期限延期、ならびにクルーズ社が米国におけるドライバーレス、監視付きおよび手動のAV運行を2023年に自発的に一時停止したことに起因する再編費用に関するため除外。調整の主な内訳は、現金支出を伴わない再編費用、サプライヤー関連費用、および従業員の退職費用。

(d) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。

(e) この調整は、主に北米における従業員の退職費用に関連するため除外。

(f) この調整は、コロンビアとエクアドルにおける生産事業の終了に関連するため除外。

(g) この調整は、GMの本社移転に伴う加速償却に関連するため除外。

(h) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。

(i) この調整は、韓国における下請け業者との問題の一部解決に関連するため除外。

(j) この調整は、2020年のインド市場からの戦略的な撤退に伴う資産売却に関連するため除外。

(k) GMファイナンシャルは調整後EBT。

(l) GMの自動車関連支払利息および受取利息、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)、本社支出、および特定の報告セグメントに含まれない売上と費用は、本社部門に一括して集計。

 

(添付資料)

【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】

株主の皆さまへ

まずこの手紙の冒頭で、2024年に素晴らしい成果を達成するために貢献してくださった私たちのディーラーやサプライヤーを含むGMのチーム全体の皆様に、深く感謝の意を表したいと思います。

1年前、私はGMの2024年について、業界をリードするフルサイズのピックアップ・トラック、新型および新しいデザインのSUV、そして拡大し続けるEVのポートフォリオなど、お客様に提供する選択肢を考えると、楽観的であると申し上げました。

また、実行力と収益性に注力すると述べましたが、GMの業績は一貫して堅調に推移しています:

- GMは通年で売上高を 9%増加させ、総販売台数、小売販売台数、フリート販売台数で再び米国市場をリードし、市場シェアを 拡大して、業界の価格・インセンティブ・在庫圧力から一歩先んじました。

- 生産規模を拡大したことで、年間を通じてGMのEV市場シェアが倍増し、ポートフォリオは第4四半期において変動利益が黒字となりました。

- 中国では、リストラや事業再編に伴う費用を除いた場合、第4四半期の株式持分収益がプラスとなり、GMは現地パートナーとともにその後の改善に向けた対策を講じています。

高い生産台数と成長を続けるセグメントにおける魅力的な車種、強力な実行力と規律正しさが、調整後 EBIT、調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー、希薄化後調整後 EPS の記録更新に直接つながりました。

GMの従業員と株主は、その成功をともに分かち合っています。グローバルなサラリーベースの従業員が好調な業績に対する賞与を獲得したこと、そして米国の時間給従業員が再び業界最高の利益分配を獲得し、総額で6億4,000万ドルを超えたことをお伝えできることをうれしく思います。これは一人当たり最大で1万4,500ドルという記録的な支給額であり、平均してUAWを代表する従業員の2カ月分以上の追加給与に相当します。GMへの投資家も50%のトータル・リターンを得て、発行済み株式数は10億株未満となり、予定よりも早くこの目標を達成しました。

次年度に向けて、私たちは一貫してバランスの取れた資本配分を継続し、車両ポートフォリオも引き続き強化していきます。例えば、キャデラックは、「キャデラック エスカレードIQ」、「オプティック」、「ヴィスティック」の魅力的な新型EVを3車種投入する予定で、生産規模を拡大し続けながら、EVの収益性をさらに向上させることを目標としています。

さらに、2024年に発売した新型ガソリンエンジンのSUVの通年効果が現れるでしょう。これらのSUVには、「シボレー エクイノックス」、「シボレー トラバース」、「GMCアカディア」など、GMの主力車種が含まれており、大胆なデザインと資本効率を組み合わせて収益性を高めるというGMの戦略の好例となっています。今後、私たちには多くのチャンスが待ち受けていますので、これからの進展をお伝えできることを楽しみにしています。

もちろん、貿易、税制、環境規制をめぐる不確実性はありますが、私たちは議会や政権に積極的に協力しています。対話の中で、GMは強力な製造部門と先端技術における米国のリーダーシップの重要性を強調してきました。私たちが多くの共通点を共有していることは明らかであり、この対話を高く評価しています。

これらの局面で何が起ころうとも、私たちは市場シェアを拡大しているICE車とEVの広範で充実したポートフォリオを有しており、柔軟に対応し、可能な限り効率的に実行していきます。

GMチームへの変わらぬ信頼に感謝いたします。

 

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ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 

マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com

 

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GM2022年通年および第4四半期の業績を発表


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