GM、2025年第3四半期の業績を発表
本プレス・リリースは2025年10月21日に米国で発表された英語版プレス・リリース(https://investor.gm.com/news-releases/news-release-details/gm-releases-2025-third-quarter-results)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
2025年10月21日、米国・デトロイト発
ゼネラルモーターズ(GM)は、2025年第3四半期の業績を発表。売上高は486億ドル、株主に帰属する純利益は13億ドル、調整後EBITは34億ドルとなりました。
GMの2025年の通年業績予想の要約は以下の通りです。
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2025年 業績予想(修正後) |
2025年 業績予想(前回発表) |
純利益(株主に帰属) |
77 - 83億ドル |
77 - 95億ドル |
調整後EBIT |
120 - 130億ドル |
100 - 125億ドル |
営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー |
192 - 212億ドル |
170 - 205億ドル |
調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー |
100 - 111億ドル |
75 - 100億ドル |
希薄化後EPS |
8.30 - 9.05ドル |
8.22 - 9.97ドル |
希薄化後調整後EPS |
9.75 - 10.50ドル |
8.25 - 10.00ドル |
下記資料はGM Investor Relationsのウェブサイトからダウンロードいただけます。
● GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)
● 四半期業績の概要
2025年第3四半期業績の概要 ※単位:100万ドル、()内はマイナス
(a) n.m. =数値表示なし。
非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
以下の表は株主に帰属する純利益を調整後EBITおよびセグメント利益に調整したものです。
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2025年 第3四半期 |
2024年 第3四半期 |
2025年 第1-3四半期 |
2024年 第1-3四半期 |
純利益(株主に帰属)(a) |
1,327 |
3,056 |
6,007 |
8,969 |
法人所得税費用 |
127 |
709 |
1,326 |
2,238 |
自動車関連支払利息 |
209 |
206 |
560 |
631 |
自動車関連受取利息 |
(220) |
(274) |
(611) |
(688) |
調整内容 |
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EVの戦略的再編(b) |
1,592 |
- |
1,592 |
- |
OnStar Smart Driver (c) |
300 |
- |
300 |
- |
クルーズ社リストラ(d) |
25 |
- |
90 |
583 |
本社移転(e) |
16 |
34 |
50 |
34 |
Ultiumの戦略的再編(f) |
- |
- |
330 |
- |
中国事業の再編関連(g) |
- |
- |
140 |
- |
リストラ関連(h) |
- |
190 |
87 |
190 |
GMインターナショナル工場撤退(i) |
- |
43 |
33 |
146 |
ビュイックのディーラー戦略(j) |
- |
150 |
- |
321 |
調整額合計 |
1,933 |
417 |
2,622 |
1,274 |
調整後EBIT |
3,376 |
4,115 |
9,903 |
12,424 |
事業セグメント |
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GM北米(GMNA) |
2,506 |
3,982 |
8,207 |
12,254 |
GMインターナショナル(GMI) |
226 |
42 |
460 |
82 |
クルーズ社 |
- |
(383) |
(273) |
(1,284) |
GMファイナンシャル(k) |
804 |
687 |
2,193 |
2,246 |
事業セグメント合計 |
3,536 |
4,327 |
10,587 |
13,299 |
消去または 全社(l) |
(160) |
(213) |
(684) |
(874) |
調整後EBIT |
3,376 |
4,115 |
9,903 |
12,424 |
(a) 非支配持分に帰属する純損失(利益)控除後。
(b) この調整は、EV生産能力および製造拠点の今後予想される消費者需要に合わせた戦略的再編に関連するため除外。
(c) この調整は、旧OnStar Smart Driver製品に関連する調査および訴訟に関連するため除外。
(d) この調整は、自動運転および運転支援技術の進展を目的としたクルーズ社とGMの技術的取り組みの統合計画、「クルーズ オリジン」の無期限延期、ならびにクルーズ社が米国におけるドライバーレス、監視付きおよび手動のAV運行を2023年に自発的に一時停止したことに起因する再編費用に関するため除外。主な内訳は、現金支出を伴わない再編費用、サプライヤー関連費、および従業員の退職費用。
(e) この調整は、GMの本社移転に伴う加速償却およびその他の移転費用に関連するため除外。
(f) この調整は、EV需要および今後の成長に対応するための適切な製造体制と電池セル技術を確保することを目的としたUltium Cells Holdings LLCの戦略的再編に関する費用であるため除外。
(g) この調整は、中国合弁会社の事業再編に関連して、一時的でない減損および当社の持分法利益に計上された再編費用を含む中国事業のリストラ費用に関するため除外。
(h) この調整は、従業員の退職費用に関連するため除外。
(i) この調整は、コロンビアとエクアドルにおける生産事業の終了に関連するため除外。
(j) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。
(k) GMファイナンシャルは調整後EBT。
(l) GMの自動車関連支払利息および受取利息、本社支出、オペル/ボクスホール事業のレガシーコスト(主に年金費用)および特定の報告セグメントに含まれない売上と費用は、本社部門に一括して集計。
(添付資料)
【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】
2025年第3四半期を振り返るにあたり、まずは全社員をはじめ、販売店、サプライヤーの皆様を含むGMチーム全体の献身的な努力と尽力に心より感謝申し上げます。お客様に対する揺るぎない姿勢と、変化し続ける規制・政策環境への対応力は、まさに称賛に値します。
■変化の激しい環境下での好調な業績
チームの総力と魅力的な車両ラインアップにより、GMは第3四半期も堅調な収益とフリーキャッシュフローを達成しました。米国では、2017年以来最高の第3四半期市場シェアを確保し、高い利益率を維持しました。中国事業も再構築後、再び黒字回復しています。これらの成果を踏まえ、通期の業績見通しを上方修正し、GMの成長軌道に対する自信を改めて示しました。
■米国製造業とイノベーションへの投資
また、金曜日に発表された重要な関税の見直しに尽力された大統領および関係者の皆様に感謝申し上げます。希望小売価格(MSRP)オフセットプログラムは、今後5年間にわたり米国製車両の競争力向上に寄与するものであり、GMは既存の国内調達・製造基盤をさらに拡充する投資を進める中で、極めて有利な立場にあります。
今年初めには、今後2年間でテネシー州、カンザス州、ミシガン州の工場において生産を国内回帰させるため、40億ドルの設備投資を発表しました。
これらの投資が稼働すれば、米国内での年間生産台数は200万台を超える見込みです。さらに、ニューヨーク州では次世代の先進的な高燃費V8エンジンの製造に向け、約10億ドルを投じています。重要なのは、私たちが生産能力の拡充と新規雇用の創出を推進する一方で、引き続き資本の健全な管理を堅持しているという点です。
■変化する規制環境への対応
過去数年間、燃費および排出ガス規制の厳格化を背景に、GMのポートフォリオと生産能力計画はその影響を強く受けてきました。これらの要件に対応するため、電気自動車(EV)生産体制を積極的に強化してきました。
しかしながら、規制枠組みの変化と連邦政府による消費者向け補助金の終了により、短期的なEV普及は当初の想定を下回る見通しとなりました。このため、現在、EVの生産能力と製造拠点の見直しを進めています。この作業は現在も進行中であり、第3四半期には特別損失を計上し、今後も追加費用が発生する見込みです。ただし、過剰能力に迅速かつ的確に対処することで、2026年以降のEV部門の損失削減を図ってまいります。
繰り返し申し上げますが、EVはGMの進むべき道を示す「北極星=指針」であり、キャデラック、シボレー、GMCといったEVラインアップがお客様との強い結びつきを築いていることを誇りに思います。市場規模が縮小したとしても、これらの車両のパフォーマンスは今後さらに向上すると確信しています。同時に、収益性向上のため、新たなバッテリー化学技術、形状、アーキテクチャの改良への継続的な投資を行います。
■EVとICEの投資バランス
ICE(内燃機関)戦略にも、同様に確固たる自信を持っています。ICEの需要は今後も高水準を維持すると見ており、私たちは業界をリードし、強力かつ持続的な需要に対応できる体制をさらに整えつつあります。
具体的には、「シボレー ブレイザー」の米国内生産化を進めるほか、次世代「キャデラックCT5」の開発や「キャデラックXT5」の刷新・拡充にも取り組んでいます。さらに、オリオン組立工場は2027年初頭に再稼働の予定で、「キャデラック エスカレード」を生産開始し、その後は次世代のフルサイズ・ライトデューティ・ピックアップトラックも生産ラインに加わる計画です。
■ソフトウェアとサービスの成長加速
私たちの今後の最優先課題は、北米事業のEBIT調整後利益率を従来水準の8〜10%へ回復させることです。その実現に向けて、EVの収益性向上、生産・価格の最適化、固定費の抑制、関税リスクのさらなる低減に注力しています。また、部門を超えたチームが社内、サプライヤー、販売店と連携し、保証関連費用の根本原因への対応を進めています。
GMのソフトウェアおよびサービス事業も急速に拡大しています。第2四半期からの繰延収益は、OnStar、スーパークルーズをはじめとする各種のサービスにより14%増の約50億ドルに達しました。これは、50万人以上のスーパークルーズユーザーを含む1,100万人のOnStar加入者という顧客基盤に支えられています。OnStarとスーパークルーズからは、今後10年を通じて、堅調な2桁成長を維持し、売上総利益率は約70%となる見込みです。
また、自動運転戦略と次世代のソフトウェア定義型車両プラットフォームにおいても著しい進展を遂げており、よりスマートでパーソナライズされた車両の提供、構造の簡素化と安定性の向上、新たな収益源の創出を実現します。
■未来に向けて
これまで私たちが示してきた通り、GMは優れた車両を作り、卓越した顧客体験を提供し、そして持続的な価値を創出するという揺るぎないコミットメントを貫いています。今後、先進技術、製造、人材への投資を通じて、確固たる基盤をさらに強化し、GMをより革新的で、柔軟に変化をリードできる企業へ導くと確信しています。
皆様の継続的なご支援に感謝申し上げます。今後の四半期における進捗について、改めてご報告できることを楽しみにしております。
報道関係者からのお問い合わせ先:
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 マーケティング&コミュニケーションズ
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